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2026(R8).4.1(水)

4月1日「人-不遇の若き賢人の遺言」

情深い人でなかったら、真に正しい人にはなれない。
春の始の風情も、青年の徳の芽生えほどではない。
美徳を小人が欲得から実行しても、美徳の利益はいちじるしい。
利欲はいくらも富を作らない。利欲故に柔和な人間は始末が悪い。
繫栄はいくらも心友を作らない。
何にでも耐える心得のある人こそ、何でも敢て為すことができる。
忍耐は希望を持つ技術である。
絶望は人の不幸と弱さをこの上もないものにする。
曖昧は誤謬の住む国である。
表現の明るさは、深い思想を美しくする。
戦争は隷属ほど負担が重くない。
隷属は終いにはそれを好ましいことに思ってしまうほど
人間を低いものにする。

これはフランスのヴォーヴナルグVauvenargues(1715~47)の箴言である。

高貴な精神と、ゆかしい人柄とを備え、若くして友人から父とさえ慕われた人であるが、早く病にかかり、不遇の中に哲学と文章を楽しみ、三十二の若さで没した。
相識のヴォルテールは、彼はこの上なく落ち着いた人であったと評している。
世の不遇の友のためにこの一篇を贈る。

「一燈照隅行-萬燈遍照行-」

内外の状況を深思しよう。
このままで往けば、日本は自滅する外は無い。
我々はこれをどうすることも出来ないか。
我々が何とかする外無いのである。
我々は日本を易(か)えることが出来る。
暗黒を嘆くより一燈を点けよう。
我々は先ず我々の周囲の暗(やみ)を
照らす一燈になろう。
微(かす)かなりとも一隅を照そう。
手のとどく限り、到る処に燈明を供えよう。
一人一燈なれば、萬人萬燈である。
日本は忽ち明るくなる。
是れ我々の一燈照隅行、即萬燈遍照行である。
互いに真剣にこの世直し行を励もうではないか。
(師友の道)

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