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2025(R7).12.21(日)

12月21日「六験」

一、之を喜ばしめて以て其の守を験す
人間は嬉しくなると羽目を外す。しかし、人間には守らねばならない分とか節がある。それを喜ばされたくらいで外してしまうようでは人間として落第です。

一、之を楽しましめて以て其の僻を験す
喜びの本能に理性が伴うと、これを楽という。人間は楽しむと、どうしても僻する。かたよる。すると公正を失って物事がうまくいかない。

一、之を怒らしめて以て其の節を験す
人間はどんなに怒っても、締まるところは締まり抑えるところは抑えなければいけません。

一、之を懼れしめて以てその特(独)を験す
人間、恐れると何かに頼りたくなって一本立ちができなくなる。

一、之を哀しましめて以て其の人を験す
人間は悲しいときにその人のすべてがあらわれる。人物をみるのは哀しませるのが一番です。

一、之を苦しましめて以て其の志を験す
苦しいことにぶつかると、ついへこたれがちになる。志とは千辛万苦に耐えて自分の理想を追求してゆくことである。よく苦しみに耐えて理想を追求してゆく人間なら間違いはない。

「利は義の和なり(易経)」

佐藤一齋の言志後録に曰く君子亦(また)利害を説く。
利害は義理に本づく。小人亦義理を説く。義理は利害による。
同じく云う。眞の功名は道徳便(すなわ)ち是なり。
眞の利害は義理便ち是なり。

君子-人格者、立派な教養のある人は、どうかすると利害などというものは説かないように誤解する者がある。
人間に利害はつきもので君子も利害を説く。然し君子の説く利害は義理が根本である。義とは実践の法則であり、理とはその理由である。
君子のいう本当の功名手柄は、人間としていかにあるべきかの道徳から出る。つまり本当の利益というものは、義理にかなうものでなければならぬということである。
(先哲講座)

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