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アメリカのトランプ大統領は12日、ホワイトハウスNATO北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長と会談したあと、共同で記者会見に臨みました。

この中でトランプ大統領は、モスクワで行われた米ロ外相会談について、予想以上にうまくいったという見解を示す一方、「ロシアとよい関係になればすばらしいことだが、今は全くうまくいっておらず、これまでで最低かもしれない」と述べて、米ロ両国の関係はかつてなく悪化しているという認識を示しました。

そのうえでプーチン大統領との関係については、「よい関係を築くことができるかもしれないが、全く反対のことになるかもしれない。私が言えることはすべての人とうまくやりたいと思っているということだ」と述べて、今後の米ロ関係はプーチン大統領の出方しだいだという考えを示唆しました。

一方、シリアのアサド大統領を「殺りく者だ」と強く非難したうえで、軍事施設への攻撃について「正しいことをしたことに何の疑いも抱いていない」と述べました。

さらにアサド政権が化学兵器を使用したと断定していることをめぐり「ロシアが知らなかったとは思いたいが、彼らはそこにいた」と述べ、ロシアが把握していた可能性があるとして、国防総省を中心に調査を進めていく考えを示しました。

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