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2025(R7).9.13(土)

9月13日「至誠」

曾国藩は確かに支那史上に於て稀に見る偉人である。私は常に我々が偉人と仰ぐ人になくて叶わぬものは至醇の情緒 ―― 至誠であることを確信している。これは独り偉人のみではない。いやしくも人だる以上なくてはならないものであるから、まして偉人と仰がれる人にはなおさらである。

この至醇の情緒、至誠の人格において、何よりも先ず彼は不滅の光を放っている。若し彼を哲人政治家と呼ばないならば、古今東西の史上どこにももはや哲人政治家は発見されないであろう。

彼の様な尊い風格をもつ者を先史に求むれば、蜀の諸葛亮、宋の司馬光、元の耶律楚材等がまさにその人々である。彼は此等の人々に勝るとも劣らぬ偉人である。その生涯は敬虔な真理の使徒である。その後半生は一身を以て内乱の鎮圧に捧げたのであった。

「尋常日用の工夫に徹するのが大修業」

偉大な修業などというと、
どんな奇抜な人間離れしたことを
することかなどと思う間は、
まだ何もわかって居らぬのである。
尋常日用の工夫に徹するのが
大修業なのである。
大いに悟りを開こうと思って、
先ず仏という偉大な昔の秘儀を
つかもうとあせって居る僧に、
趙州和尚(唐末の名禅僧)は答えた。
―朝食は食ったか。
―はい、いただきました。
―食器をよくかたづけなさい。と。
(百朝集)

百朝集その13.腹を立てぬ呪文

おんにこにこ はらたつまいぞや そはか

(西有穆山の真言陀羅尼)

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